2024年4月、今月読んだ歴史の本5冊

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帝国の鷲 カール5世の生涯 上


カール5世について複数の本を読んだことがありますが、上下にわたって書かれている書籍は初めて見ました。

より深く知りたいと思っていた王のひとりでしたので、すぐに読み始めました。

ページ数は多いのですが、文字も大きく読みやすいので、さらさらと読み進められました。

上では、カール5世の育った環境や即位するまでを中心に書かれています。

帝国の鷲 カール5世の生涯 下

先ほどご紹介したカール5世の続編です。カール5世が即位してからの流れやどのような政治をしてきたかなどが書かれています。

あまりスポットライトを浴びない王ですが、このように読んでいるととても頭が切れる王だったと感じました。

また、いつも落ち着いていて喜怒哀楽が激しくない王としても知られており、穏やかだったという記録も残っています。

ハプスブルク家の人々


有名な一家として知られているハプスブルク家。
ハプスブルク家は、女帝マリア・テレジアやマリー・アントワネットが出身。
ハプスブルク家は、様々な国へ領土を拡大した一方で、近親婚のいわゆる奇形も多い一家です。
鷲鼻や顔の特徴を見れば、ハプスブルク家だと分かる王族も多数います。
そんなハプスブルク家の人々は、どのような暮らしをし、拡大していったのか書かれている本です。

やんごとなき姫君たちの結婚

やんごとなき姫君シリーズ。今回は、結婚をテーマにした一冊。
知らない人物でもサラサラと読み進められるのが特徴で、ひとりひとりが短編で区切られています。
恋愛結婚ができるようになったのは、現代になってからのこと。
政略結婚やお見合いが多かった時代、どのように結婚を決められたのかなども書かれており、最後まで面白いです。
今で言うお見合いの写真代わりには、肖像画が使われていたり。
遠方ですぐに結婚できないときは、それぞれの代理が出向き代理の結婚式も。

もっとおいしい紅茶を飲みたい人へ

紅茶の入れ方をもっと知りたい!方も多いのではないでしょうか。

先にミルクを入れるか、茶葉を入れるかなどから始まり、茶葉の銘柄や特徴、そして同じ銘柄でも産地によって味が違ったり。

紅茶について、産地や銘柄など写真付きで書かれているので、わかりやすいのも嬉しい。

また、おすすめの入れ方なども詳しく書かれているので、すぐに試したくなります。