『グレートウォール』はどこまで史実?万里の長城と伝説の怪物・饕餮の本当の歴史を解説

中世の中国。金と名声を求めて旅するヨーロッパの傭兵たちが、巨大な万里の長城にたどり着く。
そこで彼らが直面したのは、60年に一度現れる伝説の怪物「饕餮(とうてつ)」の大群だった――。
中国の巨匠チャン・イーモウ監督とハリウッドスター・マット・デイモンがタッグを組んだ2016年のスペクタクルアクション映画『グレートウォール』(原題:The Great Wall)は、歴史的建造物と中国神話を融合させたファンタジー大作です。
圧倒的なスケールの戦闘シーンと美しい映像美で話題となり、世界中で公開。
しかし「史実に基づいているの?」「本当の万里の長城や饕餮はどうだったの?」と気になる方も多いでしょう。
この記事では、作品の概要と視聴方法を簡潔に紹介しつつ、史実との比較と歴史的背景をわかりやすく解説します。

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グレートウォールの基本情報

原題:The Great Wall
公開:2016年(日本公開2017年4月)
制作:中国・アメリカ合作(Legendary Picturesなど)
監督:チャン・イーモウ
主な出演: ウィリアム・ガリン:マット・デイモン
リン・メイ司令官:ジン・ティエン
トバール:ペドロ・パスカル
バラード:ウィレム・デフォー
ワン軍師:アンディ・ラウ
など
ジャンル:アクション / ファンタジー / 歴史

グレートウォールのあらすじは

金や強力な武器を求めて中国にやってきた傭兵ウィリアム(マット・デイモン)と仲間たちは、砂漠で馬賊や謎の獣に襲われ、生き残って万里の長城にたどり着く。
そこで彼らは「無名の軍」と呼ばれる精鋭部隊と出会い、60年に一度現れる怪物・饕餮の大群から長城を守る戦いの渦中に巻き込まれる。
ウィリアムは最初は自身の利益のために行動するが、戦士たちの誇りと団結に触れ、共に戦う決意を固めていく。
アクロバティックな戦闘、色鮮やかな軍装、巨大な長城を舞台にした迫力のバトルが展開します。

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史実との比較:映画はどこまで正確?

『グレートウォール』は「歴史的正確さを追求した作品」ではなく、万里の長城を舞台にしたファンタジー・アクションです。
監督自身も中国神話や伝説を大胆にアレンジしたエンターテイメントとして位置づけています。

忠実・近い点

万里の長城が北方の脅威から中国を守るための巨大防衛施設であること
長城に駐屯する精鋭部隊の存在や、監視・通信のシステム
饕餮(taotie)が古代中国の神話・青銅器の文様に登場する怪物モチーフであること
明代頃の長城のイメージ(石造りの堅牢な城壁、望楼など)

大きく脚色・異なる点

饕餮を「60年周期で襲来するエイリアン的な怪物の群れ」とした設定(史実・神話では文様や「貪欲」を象徴する存在)
ヨーロッパ人傭兵が長城防衛の中心に関わるストーリー
時代設定が曖昧(中世風だが明確な王朝指定なし)で、服装や武器が華やかにアレンジ
大規模なモンスターバトルや特殊部隊の戦術は完全な創作
要するに「万里の長城のスケールと中国的な美意識を楽しみつつ、純粋なアクション・ファンタジーとして観る」のが正しいスタンスです。

グレートウォールの歴史背景

紀元前3世紀の秦の始皇帝時代に始まる万里の長城。
北方遊牧民の侵入を防ぐための巨大防衛線で、歴代王朝が拡張しました。本作は史実を基にファンタジー要素を加えています。

万里の長城とは?

万里の長城は、紀元前7世紀頃の春秋戦国時代に諸国が築いた防壁が起源。
秦の始皇帝(紀元前3世紀)が北方の匈奴対策として既存の城壁をつなぎ大規模化し、「万里の長城」の原型となりました。
その後、漢・北魏・隋・明など歴代王朝が修築・拡張を繰り返し、現在観光で訪れる大部分は明代(14〜17世紀)にモンゴル勢力の脅威に備えて強化されたものです。
全長は総計で約2万kmを超え(連続したものではない)、世界遺産に登録されています。
建設には膨大な人手が動員され、伝説的な苦難の物語も残りますが、「死体が壁に埋められた」といった話は主に文学的な比喩です。
長城は防衛だけでなく、交易路の管理や国境の象徴としても機能しました。
映画の怪物「饕餮」は、殷・周時代の青銅器に刻まれた文様で、貪欲や悪を象徴する存在。
実際の怪物伝説とは異なり、映画では視覚的にインパクトのある敵として再解釈されています。

グレートウォールの見どころとおすすめポイント

チャン・イーモウらしい色鮮やかで壮大な映像美
長城を舞台にした大規模な集団戦闘とアクロバティックなアクション
ジン・ティエン演じる凛々しい女司令官の活躍
マット・デイモンと中国俳優陣の共演による東西文化の融合
3D/IMAX向きの迫力あるVFX

グレートウォールを見たい方におすすめの映画・ドラマは?

グレートウォールを見たい方におすすめしたい作品をご紹介します。

キング・アーサー

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